福祉教育セミナーでの学び

おはようございます。今日も夏の空ですね。
有田市社協の事務所はみかん山に囲まれています。今朝、山を見るとスプリンクラーが動き、水がプワァ~とまかれていました。
雨が少ないですものね。灌水組合というのがあって、寝ずに交代で一帯の山に順次水をまくと聞いたことがあります。
有田生まれなのに、この宮原に嫁いでから知りました。農家の皆さんはほんとご苦労なことです。

さてさて、みかんネタはこのぐらいにして、本日のお題は
『福祉教育セミナーでの学び』

先日26日に、和歌山市で開催された福祉教育セミナー、私も登壇させていただきました。
元々、和歌山県下の市町村社協のメンバーで業務課題検討会が開催されており、福祉教育部門に去年から参加しています。
今年は、なぜかその座長を仰せつかり、おかげ様でこの未熟な私も公開討論の登壇者として参加させていただきました。

その前に、日本福祉大学の原田正樹先生の基調講演があり、とっても大事なキーワードをたくさんいただきました。
せっかくなのでご紹介します。
社協職員向けのキーワードですが、社協の目指すべきものをいろんな方に知っていただくことは非常に大切です。

「道徳は規範を伝える教育(あるべき姿を伝える)」
          ⇕
「福祉教育は価値をつくる教育(相互に関係をつくっていくもの)」

特に子ども相手の場合、口先だけであったり、建前をぶつけても、発信している大人の側の福祉感をえぐられることになるとおっしゃっていました。「そんなこと言うけど、大人は、あなたはそれをできてるの?」という子どもの言葉。身に覚えがありませんか?
本人の気づきから行動に移せるように場をつくっていく必要があるのだと感じました。

地域への福祉教育について話されたときの資料です。
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大橋謙策先生の示した図で、行政は在宅福祉サービスを考えるとき、数値目標ばかり考えますが(この図でいう上の部分です)、それでは本当の意味での在宅福祉は成り立たないとのこと。在宅での生活を考えるときに最もしんどいことは、”ご近所が受け入れてくれるかどうか”。
偏見や差別、排他的な人、無関心な方が多くなるととても在宅福祉は成立しません。だから、何かあると「施設」という言葉があがってしまう。このピラミッドの土台にある環境醸成の意識的側面が、つまりは地域に対する福祉教育であること。数値だけ上げても逆ピラミッドになり、支えられなくなってしまいます。このピラミッドを総合的に大きくしていく視点がないまちは豊かにはならないということです。
なかなか結果がでないことですが、日本の中でそういった取り組みをし、10年以上かけて地域で相互に支え合う仕組みづくりにつながっている地域もあるそうです。

私のノートメモは10ページに渡りました。
どれもこれも、ほんとに貴重なお話しでした。まだお伝えしたいこともありますが、ブログが長くなりすぎますので、あとは復命書にまとめます(笑)。
興味のある方はお声掛けください。県社協がDVD化するそうです。

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公開討論、私の出る幕など恐れ多くてそれほどありませんでしたが、原田先生のお隣で意見させていただいたことは一生の宝になりそうです。

そして、私の向かいには「福祉共育のレジェンド 立花直樹さん」がおられました。
岬町を福祉共育で全国実践大賞をとるまでにされた仕掛け人です。今は地元和歌山に戻られ、特別支援教育に情熱を注がれています。岬での経験を和歌山のために生かしたいとおっしゃってくれています。

私のお隣は田辺市社協の鹿毛智子さん。和歌山福祉教育のトップランナーです。本当にたくさんの実践をされており、討論の前後でもたくさんのことを学ばせていただきました。

私自身は、福祉サービス利用援助事業の専門員として個別支援をする身。
「福祉教育機能」をいかに個別支援で働かせていくか、今後の大きな課題となりそうです。

県社協のスタッフと、このご縁を運んできてくれた影の立役者である村木健氏(元茨木市社協ワーカー・現有田市立病院MSW)にお礼申し上げます。
学び多き、そして、たくさんの課題が見えた福祉教育セミナーでした。

Tag:社協ワーカーが見た「人・もの・まち」  comment:0 

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